小型軽量で運べる、容量もありキャンプに防災に、100%充電保管もでき保証も5年間、さらに廃棄時にはメーカー回収もしてくれる。気軽に導入で実用段階にきたと感じました。
Anker Solix C1000 Portable Power Station 1056Wh2023年11月1日 (水) より販売開始
新しいモデルSOLIX C1000また容量が少ないSolix C800同時発売。C1000が販売され1229whの価格もセール時お安くなりました。
ポータブル電源に何を重要視するかにもよりますが結論から言うとこちらのC1000がおすすめです。以下は理由と紹介になります。
SOLIX C1000とAnker757の簡単な比較
実際購入する際に両機種を使ってみてSOLIX C1000にしました。
私が比較検討した内容を記しています。
c1000 | Anker 757 | |
1.容量 | 1056Wh | 1229Wh |
2.重量 | 12.9㎏ | 19.1㎏ |
3.TYPE-C | 2口 最大100W 最大30W | 2口 最大100W 最大60W |
4.USB-A | 2口 各12W | 4口 各12W |
5.AC出力 | 定格1500W 瞬間最大2000W | 定格1500W 瞬間最大2,400W |
6.AC 入力パススルー | 1,200W | 1,200W |
7.充電時間 | 58分 | 90分 |
1. 価格
価格についてですが定価ではAnker757の方が高いです。
スペックでは757が上ですが発売間もないC1000の方がセールでも高くAmazonセール時も新しいモデルの方が高かったです。
Anker公式サイトでもC1000が高く757安い。
※2024/01/05までのAmazonセールの価格を参考にしています。
2. 容量と重量の差
SOLI C1000 12.9㎏
ANKER 757 19.1㎏
重量差は6.2㎏あり757の持ち運びの際はかなりきつくC1000は楽で持ち運びが楽。
ANKER 757は156Wh容量が多く重量も6.2㎏重くなりますが堅牢な作りはこちらだと思います。
堅牢性と少しでも多い容量が欲し場合はANKER757になるのかなと思います。
液晶画面とUSB端子とコンセントの数
USB-C 2個
左:最大100W 右:最大30W
USB-A 2個 各12W
ちょっと残念なのはUSB端子を一つだけ使う場合はワット数が分かるのですが、2口以上使うとトータルワット数の表示になり、詳細がわかりません。(アプリ上では表示される)
USB-Aは757より2個少なく、type-cの最大出力が30wになっている。
757のtype-cは100Wと60Wと出力が高くC1000はちょっとスペックダウンしている。
100V 6口 AC出力定格1500W / 瞬間2000W
一番右は15A20A兼用になっている。
シガーソケット 1口
シガーソケット (120W)
ゴムカバーがついていますが、カバーを付けてもちょっと浮きいます。
左:AC入力 中:過負荷保護ボタン 右:ソーラー入力及びシガーソケット
左側面にAC入力があるので後ろにポートがあるより使い勝手がいいです。
右側には拡張バッテリー用のポートのみ。
Anker 757 Portable Power Station
USB-C 2口
上:最大100W 下:最大60W(C1000 : 30W)
USB-A 4口
各12W
(C1000 : 2口)
100V 6口
AC出力定格1500W / 瞬間2400W
(C1000 : 瞬間2000W)
シガーソケット 1口
スペック比較で青字はC1000より上回っている。
充電時間
SOLIX C1000 58分※
ANKER 757 90分
満充電までの差は約30分でANKER757は1時間で80%まで充電可能。
出かける前や充電し忘れには30分の差は大きいと思いますが、30分くらいなら気にしなくてもいいかなと思います。
ですが避難所や災害時に使うのであれば30分の差は大きく感じる。
対応ソーラーパネル
SOLIX C1000 ・ANKER 757
対応ソーラーパネル機種
Anker 625 / Anker531 / Solix PS400
Anker 625 | Anker 531 | Anker Solix PS400 | |
W数 | 100W | 200W | 400W |
サイズ | 格納時 : 約525 x 470 x 85mm 展開時 : 約1,446 x 525 x 45mm | 格納時 : 約602 x 570 x 60mm 展開時 : 約2,130 x 602 x 20mm | 格納時 : 約91.3 x 65.9 x 4.7cm 展開時 : 約259.1 x 91.3 x 3.0cm |
重量 | 約5.0Kg | 約9.2Kg | 約15.9Kg |
最大出力 | XT60 : 100W (26.5V / 3.77A) USB-C : 15W (5V / 3A) USB-A : 12W (5V / 2.4A) 合計最大出力は15W | 最大出力:200W (48V / 4.17A) | 最大出力:400W (48V / 8.33A) |
注意事項 | 「521 Portable Power Station 」 への最大出力は、ポータブル電源側 の入力上限である65Wに制限されます。 | Anker 757 Portable Power Station への接続は型番A1770513のみ対応 型番A1770511 / 512には対応していません。 | Anker 757 Portable Power Stationへの 接続は型番A1770513のみ対応 型番A1770511 / 512には対応していません。 |
Anker 757 Portable Power Stationは型番A1770513と型番A1770511 / 512があるので注意が必要。
購入する際は現行がA1770513だと思いますが、2024/2月時点でもA1770511のタイプを販売しているショップもありました。
ちなみに
A1770513はAC出力100V仕様で保管カバーついていません。
A1770511はAC出力110V仕様で保管カバーありです。
別売り拡張バッテリーと使い勝手
・SOLIX C1000 別売り拡張バッテリーあり
・ANKER 757 拡張バッテリーなし
757の液晶画面には拡張バッテリー機能があるような項目があるのですが、こちらはただ表示があるだけで拡張機能はないようです。(サポート問い合わせ回答)
C1000にはAnker Solix BP1000 拡張バッテリー (1056Wh)があります。
1056Whを追加し合計2112Whへ容量アップできるので、購入後の足りない場面が出てきた時に拡張バッテリーの選択があるのはとても助かる。
重さ:約9.1kg
サイズ : 約32.3 x 19.5 x 19.9cm
容量:1056Wh
容量を増やしたい!拡張バッテリーか?同じものをもう一つか?
大容量のバッテリーとして使う場合拡張バッテリーになると思いますが、ポタ電を追加購入すると端子類が単純に増え多人数で使う際はとても便利。
一人キャンプや車中泊、一家族であれば拡張バッテリーを、グループキャンプや複数個所に電源が欲しい場合は追加購入だと思います。
拡張バッテリー追加 重量22kg
同モデル追加 合計重量25.8kg
c1000の使い勝手と取り回し
拡張バッテリーはC1000を追加購入するより価格は安く重量的(9.1㎏)にも軽くなり2112Whとして連続の使用ができるのはかなり魅力的だと思います。
また拡張バッテリーは使わないときは保管しC1000単体で使い、取り回しよく使えるので単純に大容量×使い勝手のいいポータブル電源が欲しい方にはおすすめです。
ただ使い勝手は、大容量バッテリーとしてのみ使うのであれば上記で大丈夫だと思いますが、ポタ電を追加購入し単純にポート数が増やし、分けて使うなど用途はかなり広がると思います。
12.9kgも決して軽くはないですが、Anker757の19.1kgはかなり重いです。
運ぶのが億劫になり、階段や車載する際に駐車場までの距離がやたらときつい。
それに比べると12.9kgは気軽とは言いませんがこんなに楽なんだなと感じました。
保証について
令和6年1月現在
・ANKER RANKER SOLIX Solix C1000
・ANKER 757 Portable Power Station
5年保証
※Anker公式サイト会員を対象に18か月を5年に延長保証
保証については両機種とも同じです。
回収してくれるかがポイント
また使わなくなったポータブル電源を直接回収してくれるのもAnker製をお勧めできるポイントです。
注意点として使わなくなったポータブル電源(Anker製品)の送料は自己負担なのでそこは注意です。
もちろん回収しているメーカーはAnkerだけでなく他メーカーにもありますが回収がないメーカーや販売元で購入すると自分で廃棄しなければなりません。
これは自治体に問い合わせる事になると思いますがとても面倒です。
格安ポータブル電源はいくらでもありますが補償やサポート窓口、回収を行っているかなどが大変重要になってくると思います。
なんならここが一番重要と言ってもいいと思います。
もちろんポータブル電源に対し知識があり、お住いの地域で廃棄する手順まで分かっているのであれば格安ポータブル電源も選択肢に入ると思います。
ただサポートや販売元がよく分からない場合は避けた方がいいと思います。
アプリメニューはシンプルで使いやすい
USB-C使用中のW数がモニターでき、左画像の上に残りの使用可能時間が表示される。
画像中央:アプリ上からライトのON・OFFができたり液晶画面をONにしたりモニターできるようになっている。
画像右:設定画面ではAC充電電力をバッテリーにあまり負荷をかけないよう設定できるようになていて200W・300W・400W・500W・600W・750W・1000Wから選べるようになっている。
他にも液晶画面の明るさや待機時間も30分・1時間・2時間・4時間・6時間・12時間・24時間・繰り返さないと細かく設定できたりファームウェアのバージョンもアプリから更新でき、説明書が無くてもシンプルで誰にでも分かりやすいような作りになっている。
シンプルな液晶画面ではUSB使用時のW数は合計表示でちょっとわかりづらい。
画像の真ん中くらいの位置にUSB出力がありアプリ上で見ると各ポートのW数が確認できる。
毎回確認するものでもないので慣れればいいかなと。
アンカーサポートについて
問い合わせをいくつかしたときの印象になるのですが対応はとても丁寧です。
返信について私の場合は、一日で何度もやり取りするのではなく一日一回の返信でした。
これは問い合わせの内容で変わるかもしれません。
あまり聞いた事ないメーカーでも問い合わせ窓口があったりしますが数日から数週間の返事待ちなどもレビューで記載があるのでアンカーサポートはとてもいいと思います。
まとめ
冒頭で言った通りおすすめはC1000の方です。
拡張別売り拡張バッテリー、重量の差、サイズなどがあげられます。
両機種を同時に使用させていただきましたが車の乗せ降ろしや住居への搬入などを考えると、156Wh容量アップに対し重量6.7㎏アップは正直きつかったです。
私はANKER SOLIX C1000を購入しました。
今後必要であれば拡張バッテリーの選択肢もあり購入後に容量を増やす事ができるのもおすすめポイントです。
またポータブル電源を充電するコンセントを指す位置が横にあるもの意外とおすすめポイントで裏にあると使いにくかったです。
はじめにも書きましたが小型軽量で運べ、容量も保証も回収もありキャンプに防災にと、購入するのに不安な要素を出来るだけ無くし誰にでも実用できる段階にきたと感じました。
他メーカーもポータブル電源がたくさんあるなか今回はANKERを紹介しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。