MKE600 YouTube動画撮影でカメラと相性抜群 おすすめショットガンマイク

MKE600 カメラアクセサリー

SENNHEIER MKE600 ショットガンマイクの購入レビュー、YouTubeで動画投稿におすすめのマイクと言えばMKE600。動画の音質はとても重要で撮影をしてみるとその重要性が分かります。

4万円前後で販売されていますが、安いマイクから入り結局は買い直したりマイクへの投資が増えたりする方もいるので宅撮りなど屋内撮影など動画で使用するにはMKE600はおすすめで間違いないと思います。

MKE600は指向性のモノラルショットガンマイクロフォン

ショットガンマイクとは狙った方向の音を拾うように設計されており、マイク先端部分方向の音を良く拾いその後方や横方向から音を拾いずらく指向性マイク「スーパーカーディオイド」と言われるマイクロフォン。

またこのマイクはホワイトノイズがかなり少なく余程気になる方以外には満足いくマイクでファンタム電源で利用でき乾電池でも使えるのでカメラとの相性も抜群。

 スペック

寸法:diameter 20 mm, length 256 mm
マイクロホン:super-cardioid/lobar
周波数帯域:40 Hz to 20 kHz
最大音圧レベル:132 dB SPL at P48; 126 dB SPL with battery powering
本体重量:128 g (without battery)
感度(無負荷、自由音場、1 kHz)
21 mV/Pa at P48; 19mV/Pa with battery powering
等価雑音レベル:15 dB (A) at P48; 16 dB (A) with battery powering
動作時間:approx. 150 hrs
電源:48 V +/- 4V (P48, IEC 61938) or battery/rechargeable batt. 1,5V/1,2V AA size
電流消費量:4,4 mA at P48

ゼンハイザージャパンより引用

単三電池駆動150時間
付属のMZS600マイクホルダ
ホワイトノイズがほとんどきにならない

ファンタム48Vと単3電池、両電源に対応しており環境を制限されず使いやすいエレクトレットコンデンサーマイクのショットガンマイクロフォン。

ちなみにMKh316はRF型コンデンサー型でゼンハイザー独自の回路方式。別売りでのオプションケーブルKA600を使用することで乾電池使用でき、マイクから直接カメラへ接続が可能。

付属品

MKE600 付属品
MKE600

左から

  • ポーチ
  • 説明書
  • MKE 600 gun microphone
  • MZW 600 foam windshield ウィンドシールド
  • MZS 600 shock mount ショックマウント

 MZS 600 ショックマウントについては別売りでも購入可能環境によって揃えられる。ちなみにウィンドシールドは個別では売っておらずMKE600の同梱物となる。

MZW 600 ウィンドシールド

MZW600
MKE600 MZW600
マイク取り付け

ウィンドシールドは14㎝でMKE600に取り付けてもスイッチ類が隠れないよう専用設計になっている。

MZS 600 ショックマウント

ショックマウント
MZS 600 

左:1/4ネジ 右:おそらくケーブルを掛ける爪

MKE600
ショックマウント

こんなgif必要か分からなかったが作ってみました。結構硬めな感じです。ネットでまた有名ユーチューバー瀬戸弘司さん高評価のショックマウント、レンズ駆動音を拾いづらくしてくれる。

mke600マイクポーチ

sennheiser mke600 ポーチ
mke600 ポーチ

付属のポーチはもちろんぴったりサイズ。

  • MKE600
  • ショックマウント
  • ウィンドシールド

上記すべてポーチに入ります。

野外撮影や移動時には無いよりいいと思いますが長距離移動や(飛行機預けなど)保管の際はちょっと不安かもしれない。

他のメーカーだとポーチではなくケースだったりするのですが許容範囲かなと感じました。 

MKE600 ショットガンマイク

MKE600 ショットガンマイク
MKE600

マイクの長さ実寸:256㎜

直径:約20㎜

重量:128g

市販されているコンパクトなカメラ用マイクに比べれば、ホットシュー付けるとさすがに見た目が大きく場所によっては仰々しく見えます。

 長さが約26㎝ある。

マイクサイドは縦に切り込みが入っている。

先端はよくあるカラオケのダイナミックマイクのカバーが平面になったデザイン作りに。

乾電地駆動時:ON/OFF

ローカットフィルター:ON/OFF

MKE600のスイッチは2つ。

乾電池駆動時に使う仕様で、ファンタム電源駆動時は電源オンオフは関係なく、ファンタム48v側のオンオフでマイクの電源が入る。

ローカットフィルターはONにすると100Hz以下を抑え、ノイズや風切り音ハンドリングノイズを低減してくれる。

風切り音の低減に使うため環境によって使い分けができるがMKE600に限らず良くある仕様。

MKE600

三脚に付けて 手に持つとこんな感じです。

なかなか大きい。

sennheiser mke600 マンフロットミニ三脚
sennheiser mke600 マンフロットミニ三脚

ちなみにmke600とマンフロットミニ三脚 を取り付けるとこんな感じです。

MKE600 電地駆動

MKE600 電地
MKE600 電地駆動

スイッチ類の下を反時計回りに回すとスライドする蓋になっている。

また端まで開いてもカバーは取れず失くす心配がないのでとても助かる。

電池:単3電池 約150時間駆動

MKE600
MKE600電池駆動

MKE600は単三電池で150時間駆動するので屋外での撮影にはファンタム電源を準備せずとも使用できる。

そのかわり別売りのKA600が必要(XLR-3.5mm)

別売りKA600の重要性ついて

sennheiser mke600用ステレオミニプラグ
KA600 別売り

KA600はゼンハイザーMKE600のオプションケーブル(別売り)
XLR 3F タイプと3.5mmコネクターで単三電池で使用する場合に必要なケーブル。

カールコード仕様

KA600

カールコードを伸ばさず測ってみると約26㎝。

ミラーレスカメラにMKE600装着

ちなみにα6400に取り付けてみるとこんな感じです。

カメラゲージに3.5㎜ステレオ延長ケーブルを別に取り付け固定してあるので分かりづらいですがカメラに直接取り付ける長さは絶妙。長すぎず短すぎず。

またこのKA600ケーブルはただxlrを3.5mmに変換しているだけではなく、モノラルマイクの音をLRに分け入力してくれる重要なケーブル

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左:KA600

その他4本はXLR端子→3.5㎜ステレオ変換ケーブル

見た目では同じ仕様に感じますがこれが全く違います。

自分は無知で勉強になったのですが、ただKA600を使わなくても3.5㎜変換ケーブルで 使えるんじゃないか?と思い4本程購入しましたが全てダメでした。

片側のみにしか音が入らずまたノイズやホワイトノイズ発生。

これは単純にKA600はモノラルマイクであるMKE600の専用ケーブルで、モノラルの音を分けてLRに入力できるようになっています。他のケーブルと何が違うかと言うと他社製のケーブルは配線の仕方が異なり見た目では使えそうだけど使えない。

知識があり詳しい方は「そんな事当たり前だ」と言われるかもしれません。ですが曖昧な知識だと分からないもので一人で勘違いし、恥をかいた感じがしましたが誰かの参考になればと思っています。

ではどうやって延長するのか?と言うとKA600に3.5㎜のステレオ延長ケーブルを買い足す。

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KA600の3.5㎜側はモノラルをLRに分けられているので、延長する側が3.5㎜ステレオ延長ケーブルだとそのままLRへ入力されるようになります。

ものによってはノイズが入ったりするかもしれませんが片側のみにしか音が入らないと言う事はないと思います。

上記構成で比較しましたが音質に変化は感じませんでした。

ちなみに延長ケーブルはCLASSICPROサウンドハウスのブランドの数百円の物です。

では単三電池で使う際はこの方法しかないのか?と言う事。

KA600のアサインがゼンハイザーのHPに記載があり自作ケーブル、同じ配線のケーブルを見つけ使う、など。 

MKE600 KA600ケーブルのアサイン情報

KA600の配線
KA600 XLRコネクター

信号方式

<XLRマイクケーブルで接続する場合>
– 信号方式: バランス
– ピンアサイン(1: GND、2: Hot、3: Cold)
– レベル: マイクレベル

<KA 600で接続する場合>
– 信号方式: アンバランス
– ピンアサイン(Tip: + L、Ring: + R、Sleeve: -)
– レベル: マイクレベル

sennheiserより引用

上記の信号方式を見てみるとXLR接続がバランスでKA600接続がアンバランスとなっています。

バランスでXLRの番号が振ってありますが、KA600の方ではXLR端子の番号が振っていません。Tip: + L、Ring: + R、Sleeve: -「TipでLの音、RingでRの音」とステレオミニプラグ側は記載はありますがXLR側からが書いていない。

KA600アサイン

左:2 中:3 右:1

2番に2配線接続、これがモノラルを2つに分けスレミオミニプラグでα6400のLRチャンネルに入力してくれる。
1番はGNDアース、これがステレオミニのアースへ。
Hotを使いMKE600からの音を2入力にしていようでColdでも同じ事ができるのか気になる。

たった550円で自作ケーブル作成!XLR 3.5mm 

MKE600 マイクケーブル自作

左:XLRメスコネクター

中:ステレオミニプラグ
右:マイクケーブル1m 2芯シールド
乾電池使用時の3.5㎜の自作ケーブルです。

MKE600用ケーブル

2番に2配線接続

1番はGNDアース端子2番も一緒に半田付け

写真の黒赤分配でカメラのLRにマイクの音を分ける。

MKE600 自作ケーブル

これで完成ですが上手な人が作ればもっと綺麗に出来ると思います。乾電池駆動で使用する際マイクとカメラが離れて使う用にいかがでしょうか。

今回の材料はサウンドハウスさんで揃えました。2芯ケーブルは1m税込み110円でしたので(2020/5月時点)3mのケーブルを作っても合計700円程度済むのは激安ではないでしょうか。

次に紹介するファンタム電源でのみ使う方には不必要だと思いますが紹介しました。自分が完璧に理解している訳では無いので自己責任でお願いします。

 ファンタム電源駆動での音質

ファンタム電源 ゼンハイザーMKE600
ファンタム電源 MKE600

INPUT:MKE600→XLR端子オスメス 
OUTPUT:KA600→3.5㎜延長→カメラ

単三電池で使う際と同じですが、アウトにKA600を使わないと片側のみ入力になるので注意が必要。延長したい場合はKA600に3.5㎜延長ステレオミニケーブルを取り付け。

テストしていた時はこの電源が悪いのか?ケーブルが悪いのか?と思っていたのですがそんな事はなくマイクやケーブルの仕組みを理解していなかっただけでした。

ファンタム電源を使う事で単三電池での電池切れの心配は無くなりました。安物のファンタム電源を使っていますが今のところノイズが入ったり等は無く、単三電池で使う際と変わらず使えています。

MKE600とMKh316の発売日について

MKE600とMKh316を検討していました。

その際に「この2つのマイクはいつから販売されているのだろう?」と思いゼンハイザージャパンへ問い合わせをしました。

また「コンデンサーマイクはデリケート」と言われ、湿気に弱い、扱いが大変、などネット上で言われています。この事についても「どのくらいデリケートなのか?」湿度50%はダメ!みたいな事は書いていない。

MKE600、MKH416はいつから販売しているのですか?
デリケートだと言われていますが扱いに注意する点はありますか?

MKE600は発売から約5年、2015年頃から販売
MKH416は初期バージョンが発売、約40年前から販売

取り扱いについて

MKE600は湿度対策についても過敏な対応は不要です。とのこと。

MKH416は40年販売している、それだけいいマイクと言う事だと感じました。

普通にすごい。

MKE600は自分で調べた限り海外では2010年初期にはネット上で名前が上がっていましたが日本で正規の取り扱い販売が2015年頃なのかなと感じました。

もしかするとプロ向けにはもっと早く、一般消費者への販売が2015頃かもしれません。YouTubeでは海外動画が7年前、日本の方の動画が5年前には上がっているので比較的新しいマイクなんだと思いました。

また湿気対策は過敏な対応は不要とのことで、マイクを落としたりぶつけたりしなければ気を使ったりせずカメラやマイクスタンドに付けっぱなしでも何も問題無いと感じました。ですが大切に扱えば長く使えるのは間違いないでしょう。

またゼンハイザージャパンへの問い合わせから対応が早くでちょっとした事ですがとても嬉しかったです。

MKE600の音質やホワイトノイズについて

マイクスタンドにMKE600
MKE600+マイクスタンド

ノイズは感じない

ノイズは無いと言えば嘘になりますが他のマイクと比べるとかなり抑えられていてる。本当に気にならず音量をかなり上げて確認するレベルかなと思います。

適正な音量で聞く限り不満は無いと感じる。

音質

音質はとても綺麗で、所有しているコンデンサーマイクの中では個人差あると思いますが口の中の音をあまり拾わない

全く拾わない訳ではないですがコンデンサーマイクの安物は意外と拾いテストして聞いてい見ると口の中の音が聞こえる。

また、感度がいいマイクはその場では不快に感じない、または聞こえない口の中の音、リップノイズや口を開いたときの「ピチャ」などを拾う。

MKE600もリップノイズはあるが抑えられていると感じました。

またショックマウントもレンズ次第ですがAF駆動音を拾いにくい。

タムロン20㎜f2.8はカチカチ音がとても大きく拾います。

YouTubeや動画投稿どこまで使える?

DC-G9 MKE600

どのマイクがいいか?と聞かれればMKE600か予算に余裕があればMKh316だと思います。

ですが条件が二つあります。

大人数で撮影する方には不向き
マイクが大きい

これが許せるかどうかだと思います。

大人数撮影だと画角が広くなる事もあると思います。

例えば撮影画角が横4,5mになり、マイクを中心に向け、人が横並びになって撮影すると端っこにいる方の音声は遠くなります。

動画で見ている映像は皆同じ空間にいるのに端っこにいる人は音声が遠い、など見ている方に違和感を感じさせる事もありうるかもしれませんので注意が必要。

マイクが大きい事について自分は屋内で動画撮影をしているのでガンマイクをカメラに付けて使う事はありません。

ですが動画と言えばアウトドアやお買い物などジャンルは数多くあり場所によってはガンマイクを持っていると仰々しく見えるのは間違いないです。

気にしない方は別ですが、重量があり長さがあるので取り回しには少し面倒かもしれません。音声さんやカメラマンがいるのであれば別ですが。

videomicro

またα6400にロードビデオマイクロだとカメラ横や上に付けてもサイズ感は小さく持ち出しサイズで取り回しも良い。

音はMKE600より劣りますが屋外で一人気軽に使えるマイク。

上記でもGoproやinsta360に比べるとかなり大きいですが。

α6400+MKE600

一方同じα6400にMKE600を取り付けるとこんな感じで見た目のバランスは悪いです。またショックマウントにマイクを取り付け、マイク位置を前後に動かすとマイク自体が長いため、バランス悪くなるのでやはりマイクは中心に近い(スイッチ付近)場所に取り付けた方が安定感がある。

外で使いたい方や取り回しのしにくさが許容できる方には動画撮影やYouTube撮影には値段からみてもおすすめだと思います。

自分のように基本屋内撮影だと完璧でおすすめのマイク。

ポイントまとめ

ノイズがほぼ気にならない
感度がいいのに口の中の音を拾いづらい

上記2点はとても気に入りました。

喋るときあまり気にしなくていい事とノイズ問題もこれ以上は気にならない感じがするレベル。

また音質は数多くレビューがされており音質は良く、もっと拘るなら好みの世界になるんじゃないか?とも思いました。

またケーブルに関してはまだ人にはっきりとこうですよ、とは言えないですが自分なりに調べてみました。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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